今回見たアニメは「pet(ペット)」。
pet は ・・・ 難しい!
でも・・・ 面白い!!!!!
これは 賛否両論・好き嫌いが分かれまくるアニメ。
絵柄も、題材も、内容も全部が好き嫌い分かれる。
特に最初の数話で「意味わかんない」と離れる人も多いと思う。
僕自身も正直最後の最後までは「普通」と思ってた。
でも、最後のシーンが強烈にカッコよすぎて鳥肌がたってしまうほど。
一気に評価が上がって好きになった。
ちょっと難しいし万人に勧められるものではないけど、「人の内面」「心理」などに興味がある人には見て欲しいアニメです。
色々書いていきます!
ちなみに原作は未読です。
※ネタバレあるので気を付けてくださいね!
評価:★★★★☆
ジャンル
ジャンル別高評価おすすめアニメ
ジャンル別低評価の惜しいアニメ
pet(ペット) アニメ の 内容紹介・あらすじ
人の脳内に潜り込み、記憶を操る能力を持つ者達がいた。
彼らのその力は、事件の揉み消しや暗殺など、裏の世界で利用されてきた。
人の精神を壊すほどのその力は、同時に彼ら自身の心を蝕んだ。
彼らはお互いを鎖で縛り付け合うように、脆く危うい心を守った。
彼らは恐れと蔑みからpet(ペット)と呼ばれた。
pet(ペット) アニメ の PV動画・予告
TVアニメ『pet 』ティザーPV
pet(ペット) アニメ は1話目からグロいしよくわからない展開
pet(ペット)を見始めて最初からすごい展開でびっくり。
これは本当に驚いた。
そして「このまま見続けられるかな・・・」と思ったり。
そしたら次のシーンでは
という色々急展開で始まります。
最初からインパクトありすぎ!!!
pet(ペット) アニメ は不思議な世界で「ヤマ」「タニ」「場所」など用語がたくさんある
pet(ペット)は世界観が特殊で、オリジナルな用語がたくさん出てきます。
「場所」「ヤマ」「タニ」「潰し屋」などなど。
一番最初は
と思ってしまう部分で、人によってはここで見るのをやめてしまうかもしれませんね。。
でも見ているとしっかり理解できて、この特別な言葉が良い深みを出してくれているなと感じました。
pet(ペット)に出てくる主な用語と意味
Wikipediaにあった用語をコピペしておきました。
pet(ペット) アニメ はキャラクター・登場人物が少なくて人物像は理解しやすい
pet(ペット) のアニメに出てくるキャラクターは結構少ない。
ヒロキ 演・声 - 植田圭輔
司 演 - 桑野晃輔 / 声 - 谷山紀章
悟 演 - 谷佳樹 / 声 - 小野友樹
林 演 - 萩野崇 / 声 - 加瀬康之
桂木 演 - 君沢ユウキ / 声 - 咲野俊介
ジン 演 - あまりかなり / 声 - M・A・O
ロン 演 - 伊勢大貴 / 声 - 遊佐浩二
社長 声 - 飛田展男
物語のメインとなるのは5人くらいでしょうか?
なので人物像はかなり分かりやすいです。
でも、それはストーリーや他の部分が難解・深いからこそ、登場人物の数を増やす必要がないということかもしれませんが。
pet(ペット) アニメ はストーリーが難しいが心理描写が素晴らしくて面白い!人の関係も素晴らしい。
pet(ペット)は主人公たちが能力を持っています。
それは「記憶を操作する能力」です。
この能力がマジで面白い。
記憶を書き換えることも消す・破壊することもできる。
この能力が軸となって物語は進行し、対象が一般人だけでなく能力者となり能力者同士のやりとりもある。
しかし決してバトル的なものでもないし、静かに行われる。
さらにこの記憶を改変することの意味や葛藤を考えて躊躇する部分もある。
この全部の心理描写がマジで面白い!!
ヤマ親との関係性
この作品が面白くなっているのは「ヤマ親」と「ペット」の関係だろうな~。
ヤマを分けたヤマ親、分けてもらったペット。
それは愛情以上の関係性。
この関係性があるけど、真実を知ってしまったり、疑ってしまったり、壊してしまったり・・・。
ただの知り合いとの関係性ではないからこそ、心が大きく揺らいでしまう。
この関係性の作り方は秀逸だな~と思いました。
物語は難しい
色々と好きな部分はあるけど、専門用語も多く出てくるし、相手の記憶の中に侵入したりと現実とは違う部分が多く描かれていて理解するのも大変&楽しむ準備もできていない…という状況。
しかも派手なバトルではないし、心理描写も多いし、ミステリー要素もあるし、なかなかに難しい。
決して分かりやすくはないと思う。
最後まで見ても「なんじゃこりゃ?」となる人も多い気がします。
pet(ペット) アニメ は最後のシーンが完璧すぎて鳥肌がたった。音楽も表現も素晴らしい。
pet(ペット)は最終話まで見て「まぁ、つまらなくはないけど普通かな」と思っていた。
でも!
最後のシーンは良すぎた!
画像を載せるけどこれだけじゃたいしてネタバレにはならいと思う。
セリフがあってだと思うので載せますね。
この場面はシーンもセリフも声優さんも音楽も全部が完璧!
鳥肌が立ちすぎて今まで「普通の面白さのアニメ」と思っていたけど、「これはヤバイ!」となってしまいました。
エンディング曲がかかるタイミングと、エンディング曲のピアノから始まって激しくなる展開が最後のシーンとリンクしてて凄まじい破壊力!
さらに声優さん、主に悟 役の小野友樹さんはもうヤバヤバ。
なにこの表現力。
必死さや想いの強さが表現されていてマジでカッコいい。
「悟がここを見て想った強さはこの強さなんだな」と思える。
本当に希望を見出した声であり、やらなければいけないという声なんですよね。
このシーンは大好きすぎるし、「みんな最後まで見てくれ~」と思ってしまうシーン。
未完結の作品ながら最後にこんな良いシーンを持ってこられたら、そりゃ文句がつけられなくなります。(僕は未完結作品はあまり好きではない)
製作スタッフさん素晴らしいです!!
pet(ペット) アニメ は記憶の中の表現や「ヤマ」「タニ」「イメージ」を描写をかなり頑張った
pet(ペット)では現実世界以外に記憶の中や「ヤマ」「タニ」、さらには記憶操作能力を持った人の「イメージ」の描写が多くある。
ヒロキは「金魚」、司は「水」、悟は「ドア」、林は「風」、メイリンは「蝶」のイメージ。
いや~、ここらへんは描くの大変だったと思うけどかなり頑張ってんじゃないかと思います。
原作があるとはいえ、絶対難しい。
ここら辺の描写も好き嫌いはわかれそうな感じではあるけど楽しめた部分です。
pet(ペット) アニメ は絵が下手に見える。とても平面的で微妙
「記憶の中の表現頑張った」と書いたばかりだけど、個人的にこの作品の絵柄はあまり好きではないです。
絵柄もあるけど、なんかペッタリ描かれていてとても平面的に見えるんですよね。
作画も安定していない場面もある(そう感じる)し、アニメーションの部分はちょっと惜しいかなと感じてしまいました。
カッコよくキレイに描かれている場面もあります
ちなみに全部が悪いわけではなくてカッコよくキレイに描かれている場面もあります
この顔はカッコイイですね。キレイ。
これは左の悟の髪が伸びて黒髪が根本にあるのが描かれていて地味に感動しました。
「そんなに髪が伸びるくらい移動していたんだな」と感じることができます。
原作の三宅乱丈さんの絵はもっと特徴的!
絵柄が下手だ上手いとか作画がとか言う前に原作の絵柄を見て驚いた。
かなり個性的!
良くも悪くも好み・評価が分かれる絵だろうな・・・。
アニメの絵柄の方が多くの人はとっつきやすかったのかも。
pet(ペット) アニメのOP・EDの映像・アニメーションは素晴らしい!
アニメーションでOP・EDの映像はとても素晴らしいです。
歌詞ともリンクしているし、もちろんアニメの内容ともリンクしている。
多分、アニメーション製作の方々は作品の理解力がめちゃくちゃ高いんだろうなと思っています。
petの難しい内容を表現するのは最適だったかもしれないですね☺
pet(ペット) アニメ はBLっぽい描写があって気持ち悪く感じる(最初は)
pet(ペット)は色々と「BL(ボーイズラブ)」のような描写があるんですよね。
1話からそれっぽいのも出てくるし、その後も「ん?」というのが結構ある。
黒い描写から始まったpetですぐにBLっぽい描写も挟んでくるから
とちょっと不安になったよね(笑)
で、そのあともヒロキが司に、司は林にBLっぽい表情を見せる。
ここだけ見ると「ヤベーな、ガチじゃん」という感じだけど、これは意味があるんですよね。
「ヤマを分けたヤマ親に対して抱く感情」なんです。
それは感謝や好きを通り越して、愛情や恋愛に近い感情を抱いてしまうんでしょうね。
その意味や感情を伝えるのがこのBLっぽい表情なんだろうなと。
・・・
理解はできるけどちょっとびっくりする!
昔に見た「リストランテ・パラディーゾ」もBL作家が書いただけあってBLっぽい描写があってびっくりしたので、若干それに近い感覚を覚えました。
pet(ペット) アニメ の主人公のヒロキの声優さんの植田圭輔さんが下手
【追記】書き忘れていました。
pet(ペット)では主人公のヒロキの声優さんの植田圭輔さんがかなり下手です。
最初にセリフを聞いた時に
と思った。
どうやら声優さんというよりは「舞台俳優」さんっぽいです。
イケメンです。
イケメンなのは良いけど、アニメでは声だけなのでイケメンさは分かりません。
声だけの勝負となると、声優さんの方がやっぱり素晴らしいし、その中にいると差が目立ってしまいますよね。
司の役じゃなくて良かったけど、主人公の役はちょっとキツい。
キャラや声質は合ってるので「無理!」て程ではないけど、単純に声のスキル・クオリティが低い。
途中から気にならなくなるけどちゃんとした声優さんを使ってほしかったかな。個人的には。
ここはがっつり残念なポイントですね。
でも後述もしてるけどそもそも「舞台が先にあり、主演が植田圭輔さん」というのがあったので、そのまま主役を演じてもらったっぽいですね。
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pet(ペット) アニメ の声優・CV
キャラ | 声優 |
---|---|
ヒロキ | 植田圭輔 |
司 | 谷山紀章 |
悟 | 小野友樹 |
林 | 加瀬康之 |
桂木 | 咲野俊介 |
健治 | 上田燿司 |
横田 | 伊藤健太郎 |
ジン | M・A・O |
ロン | 遊佐浩二 |
社長 | 飛田展男 |
メイリン | 劉セイラ |
乾 | 安元洋貴 |
坂本 | 弦徳 |
里見 | 山内健嗣 |
陳 大豪 | 松川裕輝 |
陳 勝傑 | 加藤将之 |
陳 天雄 | 西村知道 |
周 俊杰 | 浜田賢二 |
チョウ | 小柳基 |
瞳 | 青木瑠璃子 |
地味にほとんどの声優さんが大御所もしくは素晴らしいクオリティの方ばかり。
こういうサスペンスやミステリー系は声優さんが素敵だと作品が締まってかっこよくなりますよね。
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pet(ペット) の 主題歌OP・ED曲・挿入歌
OPもEDもめちゃくちゃ良い。
特にEDのカッコよさは大好きです。
両方歌詞が作品ととてもリンクしているのも流石です。
OP 蝶の飛ぶ水槽 - TK from 凛として時雨
OP 蝶の飛ぶ水槽 / TK from 凛として時雨
TK from 凛として時雨によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はTK。
ED image _____ - 眩暈SIREN
ED image _____ / 眩暈SIREN
眩暈SIRENによるエンディングテーマ。作詞は京寺、作曲はウルと眩暈SIREN、編曲はTK。TKがサウンドプロデュースを手掛ける。
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pet(ペット) アニメ の 監督・製作スタッフ
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pet(ペット) アニメ 1話 が無料で見られます
1話「第1話 潰し屋」はAmazonで無料で見られます。
pet(ペット) アニメの口コミ、良い・悪い評価感想(Amazonレビューより引用)
Amazonレビューにはこんな感想もありました。
色々な意見があるという参考のために良い評価悪い評価をAmazonレビューより引用掲載します。
名作を、駄作にしたアニメ。すごく残念。
pet(ペット) の舞台化もしています
pet(ペット) はアニメだけでなくリアルで実際に舞台化もされています。
この舞台で主役のヒロキ役を務めるのが、植田圭輔さんです。
そう、この方はアニメのヒロキの声も担当しています。
イケメン俳優をアニメで起用したのは、舞台化もあったからなんでしょう。
というか正確には舞台が 2019年 、アニメが2020年なので、舞台化があるから起用ではなく、舞台の主役をアニメでも起用したという感じですよね。
舞台でファンになった方や植田さんのファンはアニメも見てくれるでしょうしね^^
pet(ペット) アニメ は面白い?つまらない? 難しい?レビュー感想評価 :★★★★☆
「pet」のレビューでした。
petは・・・
面白かった~!!!
これはマジで評価が分かれる。
むしろ個人的には嫌い・合わない要素がたくさんある。
それでもストーリーは面白いし、最後の描写は完璧すぎました。
未完結作品だろうが関係なく好みになりました。
もし、原作の漫画を読んだらハマるし一気に読むことは間違いないと思います。
万人にオススメできる内容とは違う気がするけど、他人の心や心理描写が上手いアニメが好きな人にはオススメできるかなと思いました。
pet(ペット) アニメはなんとなく「刻刻」に似ている気がする
pet(ペット) アニメは全体的にイメージはなんとなく「刻刻」に似ている気がしました。
世界観などは違うんだけど、なんか近いような気がするんですよね。
petが好きな人は「刻刻」も是非見てみて欲しいです。
pet(ペット) アニメ の原作漫画コミック
pet(ペット) アニメのBlu-ray・DVD
評価:★★★★☆
ジャンル
ジャンル別高評価おすすめアニメ
ジャンル別低評価の惜しいアニメ
最初は確かにとっつきづらい が、この作品が傑作であることは間違いない(元原作未読派)