どうも！ アニオ(@anime_ossan) です＾＾
今回見たアニメは「四畳半神話大系(The Tatami Galaxy)」。
原作は 森見登美彦 さんの「四畳半神話大系 (角川文庫) 」。
このアニメは昔に一度見ています。
その時の感想は
なんだ、このアニメ。
つまらないな。
で、1話で見るのを止めました。
先日フォロワーさんより「四畳半神話大系面白いですよ！ 最後まで見てくださいね！」と教えて頂きました。
「最後まで」というのが重要で、最後まで見て初めて成り立つアニメとのことでした。
で、見終えて
なんだ、このアニメ。
面白すぎる！！
でした。
あらゆる面で独特で文学的で最後の爽快感も素晴らしい。
まるで小説を読んでいるような感覚。
超オススメのアニメです！
評価:★★★★★
ジャンル
ジャンル別高評価おすすめアニメ
四畳半神話大系 アニメの 内容紹介・PV動画
「大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つ していないことを断言しておこう」 〝薔薇色のキャンパスライフ〟を夢見る、誇り高き三回生の「私」。しかし現実はほど遠く、実り少ない二年間が過ぎようとしていた。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。 いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい！
四畳半神話大系 アニメ の PV動画
四畳半神話大系 アニメは同じような話が続く
1話目は大学生である「私」がテニスサークルに入り、悪友の「小津」と出会い様々な出来事を経験し、最後に「もっと別の選択があったはず。バラ色の人生が！」と叫ぶ。
2話目、3話目～と大学生である「私」が別のサークルに入り、悪友の「小津」と出会い様々な出来事を経験し、最後に「もっと別の選択があったはず。バラ色の人生が！」と叫ぶ。
という展開が続きます。
同じような話がずっと続く。
四畳半神話大系 アニメは最後まで見て初めて面白さがわかる
正直1話目だけだと「ふ～ん」くらいであまり面白さが感じられない。
2話目、3話目と見ても「設定がちょっと違うだけでやってること同じだ」という感じ。
それから先もだいたい同じような話。
・・・ここらで脱落する人も多い気がする。
僕も最初は1話目で見るのをやめて脱落したけど、もしそのまま2話目まで見たとしても脱落する確率はさらに高まっているはず。
でも！！
大事なのはこの先なんです！！
同じような話なんだけど、徐々にそれぞれの話しが繋がっていき「あの場面はなんでこうなってたんだろ？」というのがあとで分かってくる。
そして、同じような展開をずっと歩んできて9話目くらいから一気に話が変わる。
ここから9、10、11話(最終話)ととてつもなく内容のある面白い展開になります。
最初見て「つまらない」と思っても、我慢してください！
「我慢して見て」と教えてくれたフォロワーさんがいたからこそ見たけど、この言葉が無ければ絶対見なかった。
でもその意味がハッキリと分かる。
四畳半神話大系 は最後まで見て初めて面白さがわかるアニメです。
四畳半神話大系 アニメの伝えたい事
色々なサークルを歩み様々な出来事を経験し、「もっと別の選択があったはず。バラ色の人生が！」と思う「私」。
この感情は誰しも思うことです。
10代は少ないけど、20代になり30代になり年齢をかさねていくにしたがいこの想いは生まれてくる人も多いはず。
「私」もその想いから何度も最初に戻って別の道を進むも同じような結末に辿り着く。
こうなってしまう原因として「自分の考えが変わっていないから」なんだと思う。
自分の考える事や選択基準が変わらず、全てに対して同じように思うため、どの道を通って分岐点に差し掛かっても結局同じような道を選び最終的に同じ場所に辿り着き「もっと別の選択があったはず。バラ色の人生が！」と考える。
根本的な考えが変わらない限り、何も変わらない。
それを楽しく面白くコミカルに描きつつ伝えてくれます。
「私」は小津であり、小津は「私」であった
10話と最終話の展開がお見事過ぎるアニメ。
今までは様々なサークルでの物語であったけど、最後は誰とも関わりを持たない話。
色々な話を振り返る時に、「ヒドイ大学生活」「悪友の小津がいなければ」という人生だったはずだが、誰とも関わりを持たない「私」が感じた事は「どれも充実している」「こんな友人がいれば人生楽しかっただろう」ということ。
見る場所が変われば感じることも変わるんですよね。
さらに最後は悪友を大事にするために体を張って守る。
出来る限りのことをする。
最後に「私」が発した「俺なりの愛だ」の言葉と顔は最高のラスト。
もしかしたら小津は私だったのかもしれない。
その時々の小津＝私が、私を助けていたのかもしれない。
彩りのある楽しい人生にしていたのかもしれない。
邪魔で嫌な存在だった小津からの「愛」がずっとあったのかもしれない。
そんな事を考えられる余韻がある素晴らしい爽快感のある最後です。
これはずっと見てきて様々な事が繋がってからのラストへ走り出す展開を見たからこその爽快感なので、是非とも見て欲しい！
四畳半神話大系 アニメのキャラデザインは中村佑介さん
とても独特なキャラクター達。
私。
小津
明石さん
基本はこの3人がメイン。
この独特なキャラクターを描いたのは 中村佑介 さん
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットのイラストでも有名ですよね。
一瞬で「中村佑介の絵だ！」と分かる独特な絵柄。
中村佑介さんのキャラデザによって四畳半神話大系が引き立ったのは言うまでもありません。
明石さんかわいすぎ(๑˘ω˘ )و✧"
四畳半神話大系 アニメは森見登美彦ワールド、湯浅政明ワールド
原作は森見登美彦さん、監督は湯浅政明さん。
原作も読んではいないし、湯浅監督の作品も見た事は無いので、どちらも初体験でした。
凄まじい世界観！
どちらの力が強いのか分からないけど凄まじい。
森見登美彦さんの言葉選びや繰り返しつつも少し変えてくる感じ、最後の持っていき方。
湯浅監督の映像、ラストへの繋げ方。
どれもすんばらしい！！
独特過ぎるけど、このお二人の力があってこそのこのアニメで人気なのもとても分かるアニメでした。
四畳半神話大系 のアニメーションはマッドハウス
とてつもなく独特な話を独特な表現でアニメにしていて「このアニメーションスゴイな」とずっと思っていました。
調べてみて納得。
MAD HOUSE(マッドハウス) でした。
マッドハウスがアニメーションを手掛けた作品は今までいくつも見てきましたが、基本素晴らしい。素晴らしすぎる作品です。
大好きな「ACCA13区監察課」
独特な世界を壮大に見せてくれた「ノーゲーム・ノーライフ」
そして圧倒的な良さを誇る、最高の中の最高の「宇宙よりも遠い場所」(歴代1位の良さ！)
もう、「マッドハウスが手掛けた作品は全て良い」と思って間違いはないくらい素晴らしい作品ばかり。
今回の四畳半神話大系もやってくれました＾＾
普通に全ての表現の仕方が面白いんだけど、最後の方の実写とアニメの組み合わせはとても面白かった。
下の画像なんてただの実写ですからね(笑)
これも監督の湯浅さんの考えでしょうが、アニメと実写の同居は違和感なく、さらにはこの場面でとても大事な世界観を演出してくれました。
いや～、もう脱帽です！
四畳半神話大系 アニメの「私」の声優の浅沼晋太郎さんが素晴らしい！
主人公「私」とナレーションを担当せした声優、浅沼晋太郎さんが素晴らしすぎて、このアニメの質を上げまくってくれました。
小説を淡々と読んでいるような語り口調、感情のこもった「私」。
特にナレーションが本当に素晴らしい。
これがないと面白くなかっただろうな～。
例えば小津との出会いをまとめた動画でも楽しめます。
「これが小津とのファーストコンタクトでありワーストコンタクトでもあった。」のセリフの素晴らしさ。
もちろん小津の吉野裕行さんも素晴らしすぎて最高！
メインの声優さんが良過ぎて良過ぎて。
淡々とした感じは見れば見るほど癖になって好きになります。
ちなみに10話は登場人物は「私」だけで浅沼晋太郎さんだけの声で成り立っています。天晴れな出来です♪
四畳半神話大系 アニメの悪い点
ハッキリいってべた褒めですが、悪い点は1つ。
話しが進むまで遅い！
大事な話ではあるけど、繰り返し過ぎていてちょっと長いよね(笑)
見終わると「長い」「時間の無駄」とかは思わないんだけど、見ている時が「いつまで続くんだ・・・」と思ってしまいました。
ほんとこれだけ。
「最後まで見て！」と言われないと挫けそうな長さなので、そこだけは気を付けて欲しいなぁと思いました。
四畳半神話大系 アニメの 声優
登場人物はそこまで多くないアニメだけど、全員素晴らしい！
なにげにジョニーの檜山修之のハッちゃけ具合はぶっとんでて良いです(笑)
浅沼晋太郎さんはなにか見ていたかな？と調べてみると、まさかの「のうりん」の主人公の役でした。
全然違う！！(笑)
小津の吉野裕行さんも調べてみると・・・
まさかの「有頂天家族」！ そして大好きな矢二郎の声だ！！ 矢二郎は本当に最高なんだよ。
それを演じた吉野裕行さん・・・小津といい矢二郎といい本当に素晴らしい声優さんだ・・・！
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四畳半神話大系 アニメ の主題歌OP・ED曲
OP 迷子犬と雨のビート - ASIAN KUNG-FU GENERATION
OP 迷子犬と雨のビート / ASIAN KUNG-FU GENERATION
作詞・作曲 - 後藤正文 / 編曲・歌 - ASIAN KUNG-FU GENERATION（キューンレコード）
ED 神様のいうとおり - いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ
ED 神様のいうとおり / いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ
作詞 - いしわたり淳治 / 作曲・編曲 - 砂原良徳 / 歌 - いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ（キューンレコード）
四畳半神話大系 アニメの スタッフ
四畳半神話大系 アニメの 1話が無料で見られます
四畳半神話大系 アニメの口コミ､良い･悪い評価感想(Amazonレビューより引用)
冗長すぎる
四畳半神話大系 アニメ は面白い？つまらない？ 評価 :★★★★★
「四畳半神話大系」のレビューでした。
最初の1話で見るのを止めた時はネットの評価やあまりに高すぎる点数が理解できませんでした。
「なんでこんなのがこんなに良いの？」
見終わって納得してしまいました。
ほんと最後まで見ないと繋がらないアニメなので注意が必要だけど、最後まで見れば良さが分かるアニメ。
原作も良いんだろうけど、アニメならではの表現や声優さんが引き立ててくれているのだと思いました。
いや～、最後の爽快感は大好きでしたね＾＾
良いアニメでした！！
大学生にはほんと見て欲しい！
評価:★★★★★
ジャンル
ジャンル別高評価おすすめアニメ
四畳半神話大系 アニメ の原作「四畳半神話大系 (角川文庫) 」
 です＾＾ 今回見たアニメは「四畳半神話大系(The Tatami Galaxy)」。 原作は 森見登美彦 さんの「四畳半神話大系 (角川文庫) 」。 20){kind=link}
アニメ史に残すべき作品